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チェイサーは愛のために捨て身になれる貴重な感性の持ち主
ランナーがチェイサーに惹かれる要素のひとつに、自分を犠牲にしてでも愛を人に与え続けられる性質があります。
自分の信念がGOと言っていれば、どんなに周囲から邪魔されようとも貫くことをやめません。
それは、一見利益優先の人間からすると非常に迷惑な行動として見られてしまい、辛い仕打ちを受けることもあるのですが、どうしても自分がこうと決めたことはやらずにはいられません。
一般人は、そうそう簡単に捨て身になることは出来ません。保身で行動する人がこの世の中の大半を占めています。
自分さえよければいいという気持ちがあるものの、それを表に出さずに建前と本音を上手に使いこなして、結局は自分の保身を第一優先にして頭を使って行動している人が殆どです。
ただ、そういった層の人達でこの世が溢れてしまっているのは仕方がないのです。
そういった層の人々は皆罪なき子羊なので、それが今の時代の在り方だと受け入れるしかありません。
チェイサーは自分の心の奥底の気持ちに正直に生きるところがあるので、たとえそれが不器用で迷惑で痛々しく見えたとしても、ランナーはチェイサーのそういった性質を見抜いており、心の奥底で尊敬します。
ですが、ランナーはそれを素直にチェイサーに伝えることはありません。
だからいつまで経っても2人の関係性が分かりにくく、チェイサーはいつまでもランナーを追いかけ続けてしまうのです。
ランナーがランナーである以上は、自分を犠牲にすることは絶対に出来ないからです。
ランナーは自分を犠牲に出来ないからこそ、前へ前へ進むことを余儀なくされます。
ランナーは誰にも見向きもされずに自分の居場所がなくなることを非常に恐れていますから、チェイサーの行動がしばらくの間は邪魔で仕方なく感じてしまう時期もあるのです。
チェイサーは薄々分かってはいますが、彼らはとんでもなくずるいところがあるのです。
それを子羊の層は分かってはいてもランナーに従うしかありません。
ですが、チェイサーだけはランナーのズルいところをツツいてしまうんです。
分かりますか?この意味。
捨て身になれるチェイサーだけが、ランナーの痛いところを遠慮なくツツけるんです。
なぜなら、ランナーが怖くないから。
もちろん、ランナーから無視されたり冷たい態度をとられると表面的には怖いのですが、でもなぜだかランナーのことが可愛く見えてしまい気づけばチェイサーは上から目線になってしまいます。
捨て身になれるって最強のスキルなので、ランナーはチェイサーの持つその最強のスキルに魅力を感じてはいるのですが、その最強のスキルは自分にとって脅威にもなるのでなかなか素直にすべてをさらけ出せないのです。
脅威のスキルをコントロールできるほどの心の広さや自信がありません。
チェイサーはそんな特別なスキルを持つ人間だということを自覚して、そこを上手に制御できるようにならないといけないですね。
このように、捨て身になれるという最終兵器を持ったまま、理性的に行動していくことがチェイサーには求められる試練です。